2010年02月05日
ベンジャミン・バトン
「ベンジャミン・バトン」
TSUTAYA DVD
娼館でベンジャミンは思う、、、、
「金を稼ぐことの意味を理解した、、、、
喜びは金で買える」
老人ホームの環境でベンジャミンが育っていくという設定で、
この映画は成功していると思う。
これが子供達の中で育てられたら、
その環境だと、異質だという事が前面に出て、
ほとんど宇宙人の話になったに違いない。
「ピグミーの彼」がバスの中で白人の子供を脅かすシーンは
ウチナーンチュにとっては実に逆撫でて面白い。
未だにOKINAWAはOKINAWAであって
大和ではないようだし、
それなら琉球に戻してはくれまいかと思うも、
TOYOTA車には乗りたいといったところでしょうか、ハァ~。
それにしても46都道府県あるのだから、
どこかひとつでも任せろといってくれないものなのだろうか、、、、。
老人で生まれ赤ちゃんに帰っていくという話は、
もうそれだけでそそるのであるが、
その荒唐無稽さも「人生何がおこる分からない」のまえでは霞む。
ベンジャミンが人生で遭遇することがらは、
実のところ健常人にとっては普通の事であるが、
ベンジャミンを通すことによって「私達の問題」が鮮明に見えてくる。
大局的には不老不死であり、
家族や父子、恋人といった身近にあるにもかかわらず、
いまひとつ理解に到らない、あるいは理解し合えないことや、
そしてあらゆる人生で遭遇する事柄がクッキリと見えてくる。
そんな中のひとつが冒頭の、ベンジャミンの娼館での感想であるし、
私的にとても面白かったのは
船長が「アーティスト!」と言ったときには身悶えしたほどである。
もっともこういう使われ方をされるのもアートなのであるが、
これは面白かったので良しとしよう。
貧乏だと思っていたら長者になる、
ということではいかにもアメリカ映画的ではあるが
「ホルテンさんのはじめての冒険」もまた
TSUTAYA DVD
「人生何が起こるか分からない」ではあるものの、
はぁ~の感じがしないでもないし、
ではと「パンズ・ラビリンス」で人生はファンタジーであると見、
TSUTAYA DVD
して「ローズ・イン・タイドランド」では悲しい、、、。
何の話だっけ、、、そう、思考は錯綜し、
人生は何がおこるか分からないなのであった。
にしてもヒロインは通りで踊ってはいけないでしょ!
車に轢かれますよ、ほんとに、、、、、。
カワウソ
Posted by ネコとウソ at 22:29│Comments(0)
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