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2017年06月07日

たとえ世界が終わっても

たとえ世界が終わっても




     たとえ世界が終わっても
    その先の日本を生きる君たちへ

        橋本 治
      (集英社新書)


 以下本から引く、、、。


 トランプは、「国家を会社のように経営する」

って言ってたけど、

会社と国家は違います。

会社は、不要な数の社員を雇用しないけど、

国家における「社員」に当たる国民は、

必要不必要は関係なくて、

「国民」としてカウントされるものは全部「国民」だもの。

国民の人員整理は出来ない。

それをするとなると、

「あいつを非正規の社員にしろ、正規社員の数を減らせ」

ということになる。

「不法移民の締め出し」は、

社員の解雇と同じことで、

「あれは正社員じやないから正社員と同様に扱う必要はない」

ということは、人種差別を見事に肯定しますね。

経済重視で「国家も会社であればいい」という考え方は、

容易に人種差別を導き出す。

せめて、

そういうことまで冷静に考えてほしいですよね。(P225)




       おトロしいことである、、、。

して、

今や非正規社員がメインの社員(正規社員)であり、

正社員は、

体裁上の社員という事になっているようだ。

ということはいずれ

正社員は、

ロボットかなんかに入れ替えられてしまうという事であり、

実態としての会社家屋もいらないことになるんでしょう。

実際ネット関係の会社のロビー(受付)なんて無いわけで、

何か知りたいことや、

困ったことになっても

私達はネット上で

オロオロすることになっているし、、、。

          カワウソ





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