2011年11月04日
メニエール 15
救急車が来てコワかったヨ。
カワウソのメニエール
カワウソの体調が悪い日々が続いていた。
メニエールの薬を飲んで、
騙し騙しやり過ごしていたが、
とうとう夜中に吐いてしまった。
耳鳴りはサイレン状の音で鳴り響き、
悪くないはずの右耳まで聞こえない。
前回の発作と違うのは、
吐いたら吐きっぱなしというのではない事。
小康状態があり、治まったかと思わせて後にまた吐いた。
動けなくて朝までじっとしていて、
どうにか這って入口まで行けそうとなり、
救急車にお願いして病院に運んでもらった。
行きつけの病院には耳鼻科がないので、
耳鼻科のある総合病院に運んでもらった。
今回は隊員の靴に吐く事もなく、
(この人吐くかも知れないと隊員に話したら、
ビニール袋を被せたボールを貸してくれたので、
私がカワウソの顔のそばに押し当てていた。)
無事に病院に到着した。
前回の発作のことやら心筋梗塞のこと、
飲んでいる薬の事も事細かに説明した。
前回の治療は「アタラックスP」の点滴が主だったので、
今回もそうなるんだろうな~などと想像した。
やっと「ER」から出て来て、「観察室」に移された。
医師は「吐いたり気分が悪くなるようなら、脳の検査をします。」
と言い、しばらく様子を見る事になった。
カワウソは話を聞かれただけで、
何の処置もなかった。点滴もなかった。
天井の蛍光灯がまぶしいと私のサングラスをかけたり、
家から持って来たアイマスクに換えたりして、
寝てるしかなかった。
聞こえが悪くなっていた右耳も段々普通の状態になり、
耳鳴りもいつものレベルに落ち着き、
吐き気も治まった頃、朝の心筋梗塞の薬が飲めそうになり、
私も売店のサンドウィッチにありつけた。
結局、病院で寝かされ具合が良くなったので帰された。
「かかりつけの耳鼻科に行くか、
この病院の耳鼻科を受診するか」と聞かれたが、
かかりつけの耳鼻科にしますと帰宅した。
今回学んだ事は救急医療は脳や心臓を助けてくれるが、
メニエールには対応できないという事だ。
思い出した、前回のものすごい発作の時も、まずは脳の検査だった。
脳に異常が無いとなって初めて耳鼻科の医師が登場した。
今回のように初めからメニエールの発作だろうという時は、
落ち着くまで放置しかないようだ。
どこまでも可哀そうなメニエール患者、、、。
打つ手はないし、薬だって昔ながらだ。
外から見て解らない病気はホントに理解されない。
改めて思い知らされた出来事でした。
こねねこ
Posted by ネコとウソ at 22:33│Comments(0)
│メニエール病
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