2011年08月02日
メニエール病14
偶然一般公開に出会う、、、。
メニエール病 その14
奇跡!
いつもの散歩で公園近くまで来ると、
時折見かける貨物船と違い白いレーダーが
クルクル回る船橋を発見する。
近づいてみれば巡視船であった。
「一般公開」の立て札まである、、、うむ。
胸騒ぎな嗜好が私を船に近づける。妻も後についている。
海保の人の視線をよそに、思い切ってタラップを登ってみる事にした。
幸い観客は少なくタラップには誰もいなかった。
いざとなったら戻ればいい事と、タラップに足を掛ける。
来るかと思ったが、大丈夫、そのまま登り切る。
後で聞いたが妻も何時でも戻れるよう考えたいたそうな、、、。
登り切ると年配の人がいまひとつ無愛想に迎えてくれたが、
それは私の挙動のせいかもしれないのでそのまま微笑んで通り過ぎた。
それでも緊張のせいかめまいを感じない。
船だもの、いくら接岸しているといっても揺れているはずだ。
でも感じない。
逆に不安になり桟橋と舷側をみやり、揺れを確認する。
確かに揺れているが、行けそうだ。
甲板は発泡塗装がされているのか足に柔らかい。
そのまま順路を進み艦内に入る。
通路は巡視船とあって狭い。
それが幸いして、
手すりも近く相対視野が開けないので
揺れの知覚が遅達しているようだ。
先へと進めば艦橋最上部の作戦室と操舵室に到る。
シートが並び木の操舵輪のかわりに革巻きステアリングが見える。
海保の人が少し動かして見せてくれたが、
反応はシャープでクルクル回すそれでは無かった。
キャビン船窓から艦首を見れば、けっこう船体は上下している、
ウッ、となるも視線を遠くへ移せば耐えられた。
それでももう15分は経っているはずだ、
通常ならとても耐えられないはずだが、
嗜好の興味のアドレナリンが出ているのだろうか大丈夫だ。
さらに先へ進む。
積載ボート等の脇を通りながらヘリパッドに出る。
さすがに開けていて怖い、、、。
恐る恐る舷側を見れば揺れている。
見なかった事にして見学を続けた。
これは船を降りた途端に来るのかもしれないとまで思ったが
なんともなかった。
興味が揺れをマスキングしてくれたのだろうか。
それともその時の揺れの波長が
たまたま私の目眩と同調(?)して
揺れをあまり感じなかったのだろうか。
とにかく驚いた。
その後どうかといえば何も変わらず、
耳鳴りは3種類ほどが同時に鳴り。
聴覚過敏は自分の声も反響させる。
もちろん急な旋回はめまいを呼び、良い事は無い。
そういえば、
船ではその場での回転や
意図せぬ視野の展開などが無かったのも幸いしたのでしょう。
いやー驚いた。
これなら飛行機に乗れるかもしれないと色めき立つが、
予定が無いのでさびしい。
伊江島まではどうだろうか、試してみようかしら、、、。
タラップを降りると海保の「海猿」が迎えてくれ、
おみやげにパンフレット等をくれた。
「海猿」のひとりが怪訝そうに
「海保関係者でしょうか?」と妻に聞いた。
聞けば私の使ってる「サウンドガード」が
海猿仕様と同じらしいのだ。
フム、
パンフレットに「海保募集」のチラシもあったので
私その気になりましたが、
妻が泳げるのかと聞いて来たので
「鉄棒に10秒ぶら下がれる」と言い返した。
試験科目にあるのだよこれが、、、、。
カワウソ
Posted by ネコとウソ at 22:53│Comments(0)
│メニエール病
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