2009年02月21日
心筋梗塞 その2
これが何かと言えばICUのナースコール、、、、。
これでベッドのふちを叩くと看護師がやってくる、いえ、ほんと。
心筋梗塞 その2
私の場合
「徴 候」
徴候は十分あった。
〇×週の土曜日、朝から何やら胸のあたり、
胸骨のへんに拳大の軽い圧迫感があり嫌な感じがした。
少し横になってもパッとしないので
そのままその日の仕事入る。
特に痛いという事もないので、
何だろうと思いつつもその日は終わる。
翌朝、やはり変だ。
胸骨に昨日よりやや強い圧迫感を感じる。
なんだか悪い予感がするので日曜日だが午後病院へ行く。
それでは検査してみましょうという事になり、
心電図、血液検査、レントゲン、エコー検査をする。
3時間ほどを要する。くたびれたところで医師の説明。
どれも「異常な結果は無い」と出た。
「しかし、これらの検査だけで
『100%問題が無い』という事ではないので、
もどしたりするような、何かあったらすぐ来て下さい。」
と医師が話す。
でっ、会計「9.920円です。」に
ぎょえ~と思いつつも、払うしかない訳で、
まあ、これで何でもなかったんだから良かったじゃないの
と言う妻の言葉に励まされて?家路となり、
これは元気を付けなければと、こってりのソバを食べる。
夜。シャワーに入り気分もすこぶる良いので安心?
何しろ結果は「問題無い!」のだから、、、、
この胸の「ときめき」は何か気のせいだろうと
熱燗(一合)にする。いやだから気持ちを解すためです、、、。
熱燗が効いたか体が温かくもう良くなったような感じがした、
ので缶ビール(350ml)も1本飲む。
うーん、でもしかしいまひとつ面白くない感じ、
というのも変だが、そんな感じがしたので寝る事にして
トイレでしゃがんだ。
と、胸の感じが悪い、明らかに悪い、どんどん悪い、
何じゃこりーというほど変だ、
いや、胸は痛くない、でも何かがとてつもなく変だ、
何かが変のままトイレを飛び出すも、
居ても立っても居られない!分からん、
何が変か分からんが、それを払いのけるために「絶叫」する、
それも半端じゃない絶叫!しても拭えない!
とんでもなくおかしいので妻に救急車を呼んでもらう。
意識もしっかりあり、目もちゃんと見えている、
痛い?そんな感じでは無い、でも絶望的な何かが絶叫させる。
あまりの大声に妻は隣の部屋で救急の人と電話している。
私はもうゴジラのように吐きまくり状態になった。
経験から担架で搬出しやすい部屋へ移動する。
何度も吐きながらどうしようと思い、
これでは死んでしまうと思ったところへ救急車が到着!
速い、3分もかかってない!
絶叫しながら担架で救急車内へ、、、。
もよりの病院へ直行!その間も喚くが救急隊員に
「心臓に負担がかかりますから、落ち着いて下さい」
と何度もメッセージされる。
揺れでメニエールの発作も誘発しないか心配で、
かつ、何とも苦しいので車内の壁を叩きたくなるが
力が入らない、、、、。
気を失う事無く病院へ到着、ただちに検査や質問攻め、
舌下錠を含まされたような気がする、、、、
しばらく良くなるもまた胸が痛くなり肩まで広がっている。
何やら良くないと周りの人達が話している。
こんな声も聞こえた。
救急隊員 「その腕の傷は!?」
病院スタッフ「それはこちらで、、、」
などと話している。
つまり私の意識はしっかりしている。
スタッフが「緊急手術します!」
と言いチームが呼び出され午前1時手術となった。
手術はとてもうまく行き、午前2時頃にはICUに居て、
もう胸の痛みは取れていた。
翌朝どうも調子が悪い、酷くは無いが胸が痛みだした。
おかしいという事になり、
カテーテル再挿入でチェック問題なし、、、、と伝えられる。
再検査には妻の同意も必要だったらしく、
しかし妻は当事者にもかかわらずICUに長く居てはいけないと
勘違いして早々に帰っていた。
妻と連絡が取れたのは30分後、さらに20分後、
病院へ呼び出され妻の「同意」得ての検査であった。
その間にどんどん悪くなっても妻が来るまでは
再手術は出来なかったのであろうか、
と思うと怖い話である。
ところが今度は薬の副作用で頭痛が激しく
とてもやっていられない。
昼間は何とかしのぐが、夜は眠れないほどに頭痛が続き、
それは5晩も続いた。医師に頭痛を訴えれど
「頭痛は心臓には負担にならない、、、」というではないか、
でもそんなに痛いならと
「ケンタン60」という鎮痛剤を処方されるも
名前からして効かない、、、、。
私愛用の頭痛薬をお願いするも
「それは心臓に負担がかかる」ということで却下される。
ケンタンは時々効いたが
飲み継の時間が6時間なのでドーショーも無い、、、、。
いったい私は頭痛で入院したのではないのだろうかと
思うほどになる。6時間置きのケンタン漬けとなる。
心臓は良好である。
6日目シャワーに入れる。
すると頭痛も取れ久々に快調と思いきや夜はやはり痛み出した。
でも、それでも午前1時過ぎからケンタンが効いて
午前4時までは爆睡する。午前6時頃またケンタンを飲む。
7日目、術後の経過が良好であるか検査する、OKとでる。
8日目、シャワーに入り、健康を取り戻し、
その晩はぐっすり眠れ、ケンタンいらずとなる。
9日目午前11時に山ほどの薬を持たされ退院する。
メニエール病の時と違い元気に退院出来たのが、うれしい!
つづく
カ ワ ウ ソ
Posted by ネコとウソ at 22:36│Comments(0)
│心筋梗塞
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