2011年02月24日
心筋梗塞 28
心筋梗塞 その28
気分は「クールファイブ」
子供の頃はハリマオウに忍者だった。
トンべぇ(?)になりきって、
クソ暑いのに風呂敷で顔を包み棒切れを逆手に持てば忍者だった。
日が変わればその風呂敷はハリマオウの出で立ちになり、
サングラスが無いのが痛かったが、
そんなもの誰も持って無かったので、
それにメタフィジカルな空間を駆け回っていたのだがら、
リアリティが過ぎると現実に連れ戻されるだけで、
「宿題しなさい!」
という声がどこからとも聞こえてくる事になる。
毎日が壮絶に、
つつましくもありながら夢世界を駆け巡っていました。
私達には一様に正義がありました。
ですから、
近所の雑貨屋で豆腐をツケで買う生活にあっても、
理念は普遍でした。
今コスプレで夢見る世界は抽象的空間にあるでしょうか。
そのリアリティは捻出した金額に比例し、
風呂敷一枚の魔法を持っているでしょうか。
コスプレのリアリティは成り切れない事にこそ、
そのリアリティの安心感があるのでしょうか。
風呂敷一枚に空間を託すのは
あまりに無謀か稚拙なだけでしょうか。
到ろうとすればする程、到らぬそのコスプレの現実感が、
夢見させない事による共時空間こそが
なりきりの温もりとして許してもらえる場所なのだろうか。
それではセツナイか。
先日、クールファイブの「そして神戸」をレコードで聴いた。
それから「東京砂漠」も聞いた。
一気にセンチメンタルの世界へと旅立ち、
うるうるするオジサンである私が、
マエカワキヨシの若い声で認識される。
風呂敷効果は半世紀生きたお陰で半減したのか、
涙腺を刺激するだけで、なり切れなかった。
まさか大人になったとは言うまい。
豪華2枚組のアルバムは
「テクニクス」スピーカーから流れる音とともに
私を切なくさせ、グイグイと引き込むも、
聴覚過敏が異空間への旅立ちを阻む、
なッ、なんたること
風呂敷を纏えば目が回り、
テーマソングが流れれば痛いでは可哀そう過ぎるではないか、
これでは46センチ砲なんか撃てる訳が無い、、、、。
世間の爆風をそよ風に生きてきました私は、
ここのところ持病により、
つつましい美術に向けていよいよ邁進しているところですが、
ここへきて病気は安定を保ち私を覚醒させない。
それは治ったというのではないのかいという声も聞こえますが、
プチサイボーグである事には変わりなく、
カミダーリーにも至れない。
心臓は、
かつての家族によって刺激され続けていて、
トランキライザーは必須の体ではあるものの、
理念はリネンと化し
ソフラン効果で懐柔できないものかと思案するも
シアンバシブルースをモゴモゴするにおいては
解決策を見いだせず
ギリガスタレリャコノヨハヤミダと歌い出す、、、はて。
トレッドミルで走れば、
血圧136/92、心拍数181をたたき出すパフォーマンスに
障害者手帳を手放し、
ガソリン補給の支援も無いままに解き放たれれば
「荒野の狼」しか術が無いわけだ。
しても
ステッペンウルフにも耐えられない
イージーライダーってか!
今日も「ラプター」は
レーダー反射塗料で輝く!
それにしてもこのジェット音は
心臓にも効きそうだ!
カワウソ
Posted by ネコとウソ at 22:18│Comments(0)
│心筋梗塞
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