上海ビエンナーレ 照屋勇賢

ネコとウソ

2018年12月27日 00:11






      上海ビエンナーレ出展

         照屋勇賢
     
         文化欄
  沖縄タイムス 2018年12月26日


 あの夜、私は友人宅の2階からその暴動を観ていました。

次々と燃え上がる車。騒然とする人々、、、。

 戦後70余年が経ちましたが、

沖縄の現状は何も変わっていません。

インタラクティブな表現は、

それぞれに考えや意見があるでしょうが、

皆で考えれば良いこともあるかも!

という親切は、

私達にとっては歯痒い。

今もまんま同じ事が繰り返されているのに、

考えるも何も無いものだと思ってしまう。

若い人たちは怒り慣れてないのでしょうか、、、

とさえ思う。

今まさに、

頭上を戦闘機がエルロンターンを決めて、

ガクガクしているというのに、

怒らないのであれば、

皆さんのご意見も尊重してと言えるのかもしれない。

すでに、ひとが死んでるというのに、

ご意見の拝聴も無いものだと言えば、

そんな話し方ではだれも聞いてくれませんよ、

とアドバイスを受けるか。

私達は難しい局面にきているのではない、

是か非かを問われていると思うのだが。


   参照

   タマナハマキ個展
   展評 土屋誠一
   2018年12月21日
   沖縄タイムス 文化欄

   「人間関係の多様なあり方が
         肯定的に語られる今日において、、、」


         カワウソ




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