ネコとウソ

　　ミーちゃんクーちゃん

　育児放棄された３匹の子猫のうち、

なついた方をやむなくわが家に迎えた。

それがミーちゃん。

　残りの２匹は警戒して団結した。

わが家に入る通過儀礼のお風呂で、

ミーちゃんが泣き叫ぶのを外で聞いていた残りの２匹は、

外で声援を送るように泣き叫んでいた。

後で私を見た２匹は、

心許したりしないという顔をしていた。

　しかし、そのうちの１匹がいなくなってしまった。

これはまずいと残ったもう１匹の方も引き取った。

この子はクーちゃん。

　２匹は黒猫なのと姉妹なので見分けがつけづらい。

ミーちゃんはちょっと大きく、首元に白い毛が数本ある。

それをミーちゃんの印としている。

クーちゃんは小さめで、黒というより僅かに茶色っぽい。

しかし、ぱっと見どちらかわからない。

カワウソと、ミーちゃんかクーちゃんかと、

いちいち言い合っている。

性格はまるで違う。


　ミーちゃん、

ミーちゃんは穏やかで人懐っこい。


　クーちゃん

クーちゃんは気難しく人馴れしない。

どちらも私の後を追い、カワウソから逃げ回る。

ミーちゃんは可愛い鳴き声で甘え、

クーちゃんは私の足にすりすりして、噛み付く。

毎日痛いけれど、クーちゃんなりの愛情表現のようだ。

クーちゃんは爪も出す牙も出す子で、

私達は生傷が絶えない。

最近、少しづつ甘嚙みや、

爪の引っ込め方がわかってきたかな？

といったところです。

近況でした。


　　　　　　　こねねこ