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2017年05月31日

手間のかかる夫 2

手間のかかる夫 2
TSUTAYAレンタル「好きにならずにいられない」



    手間のかかる夫 2


 僕の髪が肩まで伸びたら結婚できる世代なのでアレですが、

当時は経済問題はさておき思想信条さえ一致していれば、

結婚できるというムードがありました。

ですから結婚というのは条理であり、

否定してアナーキストぶるのもまた良しなのでした。

近頃の川柳かなんかで、

「結婚は自然にできると思っていた」

というのがありましたが、

そうですよねぇ~と思ってしまいます。

 映画は「禿でデブの独身43歳」というおじさんが、

恋に芽生えるというお話です。

主人公のフーシさんは、

それはそれは優しい人なのですが、

なにしろ「禿でデブ」なので、世間はイジワルです。

「偽らざる者」を観た人ならヒヤヒヤもののシーンや、

「あなたが寝てるまに」を観た人なら、

この映画にはリアリティを感じる事でしょう。

でも、

アイスランドの気候を見るとドン引きのウチナーンチュです。

 恋も愛もメチャクチャ手間がかかる。

そーいゅーもんなんです。

それを嫌といっては始まらないし、

それこそが人生の醍醐味であると信じて疑わないのが、

マナーというものなんです。

 何をおっしゃるうさぎさんですが、

(余談ですが「ズートピア」のうさぎさんにノックアウトの私です!)

朝あなたが目覚めるころ、

スズメはチュンチュン鳴き、

妻がネギを刻む音で目が覚め、

今日も一日、日本の経済を股間からではなくて、

根幹から支えるぞ~と飛び起きれば、

まあアナタったら

「朝立ちぃ~!」と妻がほほ笑む!

やはり「バカじゃない!」と言われそうですが、

可愛い我が子を観れば「エンドレスな不快」こそが幸せの証!

と発狂するでしょう!

         なにかしら

 そういうところに楽しみも可笑しさもあるから、

結婚しなさいとは言ってないんですけれども、

そういう可笑しなところが結婚であると言いましょう!

結婚を、幸せになるとか不幸になる等で考えると、

間違いなくサイテーかも。

これからが楽しみと思った瞬間に夫(妻)は、

心筋梗塞で倒れ、

その看病が終わったと思ったら、

メニエール病という難病の、持病持ちの亭主であった!

なんてサイテーな感じ、

これこそがスーパー結婚です!

やっぱり「馬鹿じゃない!」に尽きますが、

みなさんこれと結婚しているのです!

なんで、

何ででしょうねぇ~というのが識者のもっぱらのご意見ですし、

事実であるわけです。

それで、

この世の見納めとして結婚式には「ゴンドラ」に乗るのですか!

そうかもしれません。

 でもみんながアイドルになれないように、

みんながスーパー結婚になる訳ではありません。

大方は些事の山が問題になります。


ミカンの皮をむいてあげないと食べない夫。

出先から帰ったらお腹がすいたといって猫と一緒に鳴いている夫。

雨が降っているというのに布団を取り込んでない夫。

洗濯機があるのに良いものがあったと木のタライを買ってきた夫。

お金お金と言ってるのに通帳の暗証番号を私任せの夫。

レストランで、一度座った席が気に入らないと変更する夫。

雨が降っているので今日はスーパーに行くのはよそうと言う夫。

子供の寝顔を見ると疲れも吹き飛ぶという酔っ払いの夫。

醤油にワサビが添えてないと大騒ぎする夫。

(ワサビそこにあるやし!)

キリがないのであるが、それが未来のあなたの夫。

        いい感じ!

そんな人とは結婚しません!

という事は少し結婚してみたくなったと!

しかしあれですよ

あなたの思う完ぺきな夫というのは、

間違いなく退屈な夫になると思いますよ。

どーしてって、

完ぺきという事は、

すべてに予定調和であるからして、

あなたの思っていること以外は何も起こらないというわけで、

サプライズは無しという事ですから、

ねっ、想像してみてくださいな、

初めですべてが決まっていて50年くらいの結婚生活が、

見通せるんですから。

それでいい!

なるほど。


   彼のどんなところが好きなのっ?

       とき聞かれて、

    「やさしいところ、、、」

 これって、いまだにベストらしいねっ!

  答えたアナタ、後悔タニ立たずか!

      ヌーヤガかしら、、、。

 「亭主元気で留守が良い、、、。」

というのがあった気がしますが、

自営業で毎日顔合わせの日々は、

どーすればいいのでしょーか!

でもねっ、実はお互い様だったりするわけで、

あちら突けばこちらに当たる、当たりゃあんよが、

ああ~痛いそこでどーするかといえば、

そう、楽しい話をすればよい!

楽しい話って?

趣味の話かな、、、、。

えっ、それだけ、、、。

んーでも、それだけというけれど、

趣味を持っている人というのは、案外少ない。

だって、余暇の利用なんていわれて始めても、

好きでやっている訳ではないので、

あるいは、その趣味が社会性をもってしまって、

つまり、受賞とかしてしまい、やめられなくなって、

ある日、私は何をしているのでしょうか?

と悩むのです。

おじさん何が言いたいのですか。

ですから悲喜交々というではないですかと、、、、。

そんな訳で結婚するといろんな事が、

社会も巻き添えにして起こり、

その負債に銀行が金を貸してくれるかもしれません。

貸さないまでも、

結婚という社会的ファクターがあなたを見守り、

あなたを精進させるのです。

何のために?

ですから社会参画です!

だからそういうのは要らないし、

時給上げてくれさえずればイイのです!

ドン・キホーテはどうします?

そんなのも嫌です、女だし、

「100年の孤独」読んでから言ってください!

最近のお気に入りは、

「100万回生きた猫」へのオマージュ本で、

「100万分の1回のねこ(講談社)」がステキです。

お勧めかと、、、、。

       江国香織のファン

         カワウソ

 



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Posted by ネコとウソ at 17:30│Comments(0)カワウソの話
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