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2009年05月03日

軽自動車考

軽自動車考
   カタログ、、、、。


       「 軽 自 動 車 考 」

          Lapin

          SUZUKI


 このところ軽自動車の売れ行きが好調のようだ。

この不景気に、あるいは環境を考えると、

経済的で大地に負荷の少ない車が望まれるのでしょう。

近くのディラーを覗いてみた。

その軽自動車を観たら、どうもいかがわしくなっていた。

ひところに比べると「デザイン」というものの具現化が

顕著になっているようだが、

デザインのためのデザインになっていないか。

面の、形状の、それらの多用にのみ走り、だからといってマッシブな存

在感があるかと言えば無く、

もっぱら形状のディテールだけが

暴走したようなものになっている。

本来の何故そのような形にならなければならなかったか、

というようなものが感じられないのだ。

そしてそれらの意味するものが豪華感だとすると尚更訝れる。

 軽自動車の出自は、日常の生活に寄与し、

そのランニングコストも考慮して、

最小限にしてこれを成り立たせ、国も税制面でサポートする

というものだったと思う。

決して小さいのに高級車のようだ!

というものではなかったはずだ。

 ところがどうだろう、

あのワゴンRでさえ「高級感」を漂わせていたのだ。

初代ワゴンRが出た時、

合理的な車体形状に簡素ではあるが十分な装備で、

これだよ!これだよなぁと感心したりであったのだが、

最新のそれは「軽自動車とも思えないゴージャス感」に溢れていた。

しかしだ、冠詞は取れないのだ。

そのコストの中でやはりいくら頑張っても

高級にはなれないものだ。

隣にあったスイフトの中級グレードに座るだけで、

ああッさっきのはやはり軽自動車だったのねぇと思うのだ。

サイズから来る空間的なものも大いにあるのだが、

それならばなおさら狭い空間にあのような重い

ダッシュボードを演出するのはいかがだろうか。

ダッシュボードだけ「ベルファイヤ」になって

どーするといった感じなのだ。

しかし社会的状況もあってか売行きは上々のようだ。

 わたくし的には「Lapin」を観に来たのであった。

08年の11月に出た2代目である。

1代目もまんざらでもなかったが、

ショルダーラインから上の形状が稚拙な感じがして

どうもダメだった。

それでもSSには心動いたのであるが買うまでには至らなかった。

して2代目である。

素晴らしい、実に素晴らしい、

何も新型だからとまったくの別物になる事は無いのだ。

キープコンセプトというなかれ、

これが、この形状が良いのだと自信を持っていただきたい。

先代の稚拙さも取れた母屋の形状が私の思うように

アールがついて修正されていた。

良いところはそのままにダサイところは改められている。

他人様が作ったもなのにもかかわらず、

これほどに私個人の思いを反映されているのは奇跡のようだ、とまで言いたい。

ではあるが、

なして黒色(ブラックパール)に白屋根の白ホイールが選べないのだ。

パステルカラーのようなマイカカラーに白屋根の白ホイールはあるのだ。

この組み合わせではパッとしないばかりかお嬢さん仕様で、

おじさんにはどうもである。

これが近年のカラートレンドでオジサンの言う

ソリッドにクロならミニでも買いなさいよってか。

何を言うか、

パクっといてはっきり打ち出すのもなんだから

ぼかしてんじゃないのかいと突っ込みたいところだ。

それともやはりあれかい、SSに取っといてあるのか!、、、、

でしょう。

でっ、それは出るのかい?

そしてエアロも革巻きステアリングも付いて丸目で

屋根白の黒ボディですよねっ!

でっ、ギミックでも良いからパドルシフトで行きたいなぁ~

ってさっきの軽自動車論はどうなった。

 そうであったが、

わたしの場合車は趣味ですので、

世間の合理は関係ないのでした。

とはいえ、

それでもこの「ラパン」の形状は、

本当のところは先祖帰りなだけの「デザイン」なのだが、

クラウンになろうとしている軽自動車よりも

ましではないかという事だ。

同じようにダイハツの「エッセ」も良い

(エッセもルノーのようだが、、、)。

 まあしかしあれだ、「タント」がブレイクしているのだ。

困ったもんだッと思うのは私(たち)だけで

ママは大喜びなのでしょう。

あれで4人乗ってパニックブレーキを踏む勇気は無いなぁ、、、

って、何も付いていない「アトレー」乗ってて言えないか。

ABSやESP等で大丈夫なのだろうか。

 軽自動車はやはり最低限に必要な合理的形状のそれであって

欲しいものだ。

初代ワゴンRのようなものを排気量を上げ、

セーフティを十分にしコストパフォーマンスに

すぐれたものでありたい

(でも、「コペン」イイよねぇ~)。

いや、そうなるために排気量やサイズを拡大して来たはずなのだが、

どうもそうはなってないようだ。

軽自動車よ何処へ行くである、、、。

 帰路、横を「スマート」のクーペ(絶版?)が走り去っていった。

ああ、ほんとに欲しいのは「スマートフォーツー」なのであった

(さらにはカブリオレ)。

関税と「IQ」に挟まれ、

まして軽自動車も在ってはである。

いやいや、

アートは、

アートな思いの内にある合理的形状と何ともスマートで

ワクワクするのは「スマートフォーツー」なのであった。

でもって「メルセデス」かい!うむむう、、、、。



   「アイ」を縮めれば出来るんじゃないのかい!

    でっ、誰が買う「タント」あるのに、、、、。


           カワウソ


 



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Posted by ネコとウソ at 21:02│Comments(0)カワウソの話
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