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2009年03月24日

訪問者

訪問者
 出窓に居る家の人達に何やら話をつけている仮称八ちゃん、、、。


      
        「訪問者」

      猫の訪問者である。


 彼は「はっちゃん」よろしくステキで私達を

引き付けたのですが、何を思ったか家の人達に

威嚇し始め、まるで

「ここから出て行ってクレ!」

と言ったみたいなのだ!

当然キレまくった家の人達がほぼ一斉にウオォォ~

と叫び泣き辺りは騒然となる。それは結構続いた。

なので私達は仲介に入り、

取り合えず仮称八ちゃんに引き取ってもらった。

 もちろん納得いかないうちの人達が

臨戦態勢で見張りを続けた。見張りは翌日も続き、

しかし八ちゃんは現れない、、、。

痺れを切らしたか疲れたか、

縞田にいたっては興奮と緊張から私達が後ろに立つと

やおら振り向いて威嚇顔になるも私達と気付いて、

ヘンナーになるほどだ。

 ところがこの八ちゃん小面憎い事に裏に回って

クモちゃんを口説いていたのであった。

表をはっていた猫の人達はしばらく気付かなかった。

ハタと気付いた縞田が飛んで行くが、

縞田とクモちゃんは隔絶されているので

近くまでしか行けずますますイケナイ!

唸ったところで相手もふてぶてしい。

クモちゃんもその態度が

やはり気に入らなかったか威嚇し始めた。

やむなく妻が場外?に追いやって事なきを得たが、

明日はどうなる事やら、、、。

 時折このような訪問者が現れるが、

首輪をしたものや、ふくよかながら野良らしきものと

いろいろであるが、このあたりでは痩せこけたものはいない。

どっかで飼われているのかもしれないが

立派なフグリが付いていたりするので放牧といったところか。

しかし今時自然に猫たちが暮らせる訳もなく

そのような純朴な考えが多くの人を困らせ、

ひいては猫のためにもならないという事が

問題なのであるが分かってないようだ。

もちろん先住猫でいっぱいの家で承認得られる訳もなく、

時に猫を貰ってくれませんかと尋ねる者もいるが、

少し考えて頂きたい。一頭も飼えない人達が、なにゆえ

多頭飼いしているところへ連れてこれるのかという

想像力である。

 子沢山は経済的に大変だとどうして思い付かないのだ。

おそらく私達が猫が好きだろうから

というあなたの良い人ぶりから思いついたのであろうが、

ならばここで考えられたい。

あなたも良い人なら自分で飼おうとなぜ思わないか。

飼えない理由がある、そう、あるでしょう、しかしそれなら

私達にも飼えない理由があると思ってもよさそうではないか。

箪笥を開けたら突然猫が現れたのでも無い事は明白なのだから、

良い人にならずに責任を全うしましょう。



     私「おまえどこのどいつだ?」

 八ちゃん「・・・・」

     私「黙ってると不利になるぞドミートリイ!」 

       (八ちゃんじゃなかったの?)

 家の人達「こいつ、俺たちのことを『安い缶詰食ってるだろう   

      口がクセェゼッ!』と言いやがったんです!さらに、  

      カルカン食ったことねえだろうとまで言ったんです!」

     私「・・・・」
 
   
      これはフィクションです、気になさらないように、、、、。


                カワウソ




タグ :野良猫

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Posted by ネコとウソ at 21:25│Comments(0)カワウソの話
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