2008年09月01日
バンシルー
バ ン シ ル ー
あー、グアバの事?なんてネッ、、、、。
副 題 「なぜあなたは儲からないか!?」
「ターチ、カミイネェー、ワタ、クウスンドォー」と
母に言われたことを思いだす果物である。
母の実家で少し出荷していたような気もするが、
確信が無い。ヤマモモは出していた。
祖父の畑でそのバイトをした事がある。
といっても遊ばせながらの
教育とでもいうようなものだった思う。
ティール一杯で25セント程貰えた、
これも賃金がシーブンされていたのだと思う、
だって味をしめて精を出したという記憶もない。
もっとも私は小さい頃から労働に対する忌避があって、
いや、
もちろん貴族であったからでは無い、、、、
私の前世を
「貴族でもって、幽閉された上に毒殺される」と
妻は言うがそれもないだろうと思う。
もっとも、
今だに「仕事をしたくない」というのが私の口癖だが、
おや、皆さんもそうと、それはどうだろう、
たいがいのひとは一週間も仕事をしないと
落ち着かなくなり、
仕事を探して落ち着くというのが
通り相場だと思うが、、。
まして「起業し成功の内に死んで行きたい」
というのがビジョンではないのかしら。
いや、もちろん非難してなど無いし、
その汗を流して貯めた、稼いだお金で
私に散財してはみないかと思うだけで、
他意はありません。
何をアンポンな事を言っているか
とお思いでしょうが、
投資というものは本来そういうものです。
儲かるからと投資するのは損をするものです。
そんな安直な話には金を出すのに、
私に投資するときには「働きなさい」というか!
よーくお考えいただきたい。
儲かるは損をします。
儲かるにはあなたの勇気が試されるのです。
それも短期のお考えでは
ビビリが見えてさらに損をします。
よく「成功物語」に歓喜する人がいますが、
その成功にどれだけの時間と金がかかったかを
知らない人に限って、
成功だけを声高に叫ぶ!
だからあなたは儲からない!
儲かりたいなら取りあえず私に散財しなさい、
それから儲かる事を考えても遅くない、
文化とはそういうもので、経済にあっても同じ。
それでは貴方は儲かっているのかと問うか、
だから分かっていらっしゃらない、
私はなんと言いました
「働きたくない」といったのです。
その私をあなたの思うように働かせたいと思うのなら、
私にその気を起こさせなければならない、
その気を起こさせるのが投資家というもので
金を出すから良いというものでは無い。
簡単には儲からないことを身をもって知り、
普段から後輩に言い聞かせてきたのは何だったか!
さあ、いっしょに夢を見ようではありませんか!
してその夢を共有できるビジョンも
あなたは持っていなけらばならない!
儲かるって、なんて大変なことなのかしら、、、、。
えーと、話はバンシルーでした。
小金持ちは一々聞いてくる、
こっちも人がいいからつい答えてしまい、
ただで時間を浪費して儲かる話も、儲からない。
それを話クワッチーというが、
人のせいにしていてはいつまでも儲からないですよ、
話が逸れた、、、。
バンシルー、、、、
思い出すに今は去ること40年前(はぁ~)
花も恥じらう中学の男子生徒であった我々は、
学校帰りに実もたわわのビワの木をみた。
とりあえず思考するのは大変なのと、
7人もいたので、誰がダマッテ取ってくるかを思案した。
しかし、クラス役員などのベストメンバーだったので、
そのリスクはすぐに計算回避され、
代表で貰い受けに行った方が良いという
良識ある、未来性にも富んだ回答がなされ、
折衝の代表が選ばれた。
中学生にも関わらず校長ジラーのY君を先頭に、
4人ほどで、ビワ家のアマハジへと出向いた。
そこには老人がふたり居て、
茶飲み話の最中だった。
校長が言った。
「ビワを少し貰えないでしょうか、、、。」
主と思われる老人は
「イッターンカイ、カマスンチィェ、イーテーネーラン!」
と言い放った。
メッセージしたのは校長だけだったが、
残りの我々も緊張の中、暗証していたので、
すぐには意味が分からなかった。正義は破れたり、、、、。
して「テーファ、テーファ」と老人が言い、
どっさりビワを下さった。
というのを今かと待ち受けたが、
そんなお伽噺は生ぜず、
我々はなすすべもなく
隊列もそのままに引き下がった、、、、。
書いている今も、
本当にそうだったのか疑わしくなるくらい、
我々は絶望したのを覚えてもいる。
あれは何だったんだろう、、、、。
その晩、我々は夜襲をかけ、
根こそぎ奪ったのはいうまでもない、
ということにもなりませんでした。
この話を書くのは初めてだが、
いつも心のどこかにあって、
書いたら書いたで
本当はビワを貰い受けたのではなかったのかしらと
記憶をたどる自分がいる。
老人は本当に「テーファ」だっが
その後の言葉が思わず詰まって声にならず、
めんどくささもあって、
不本意になったのでは無かったのかと思い、
また、私自身が、
その老人の最初のメッセージがあまりに強烈で
その先の記憶が抹消されたのではないのか
と思ったりもする、、、、。
さて、バンシルーだが、
これは今日Gさんから確かに頂いたもので、
妻と美味しく頂きました。懐かしい味、、、。
その種は飲み込んだらお腹で
生えるという話があるが、
もうこの歳まで何個のスイカとオクラを
食べたか分からないし、
このバンシルーこそがおなかの中で育つ
というものでもあるまいといいながらも、
とても心配しながら種を飲み込んだ私なのでした。
妻が横で「ケケケッ」と笑った。
獺
Posted by ネコとウソ at 22:17│Comments(0)
│カワウソの話
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