ネコとウソ

　　　　　深　夜　徘　徊

深夜徘徊の季節がやってまいりました。

いや、夏休みの過ごし方に限界を感じ、

遁走に思いついただけだろうか。

いざメインプレイス（中心地）かミハマかっ！

いやいや足が無いから大人たちが用意してくれた

マンションやアパートの階段、

あるいはデッドスペースが近くて便利。

そういえばコンビニの裏のクーラーの

室外機の前で食べるラーメンが最高、

だって俺達燃えているから、室外機の風はクールだし、

ラーメンだって俺の気持ちに比べりゃヌルイ。

ドーして大人たちは我々子供が楽しい事をすると、

必ず邪魔するのだろうか、まったく信じらんない！

勉強しろ、勉強というけれど損得の世界観に

学問（なにかしら）がどのように貢献できるというのだろうか？

勉強を、アンシ、ウレーカマリイミといったのは貴方じゃないのか！

あるいは子供には分からんだろうが世間というものはだなぁと、

したり顔で裏の話を聞かせたんじゃないのかい、

でもって表が無けりゃ裏もないでしょうという質問には

「ヤナ、リクチャーワラバー」と罵ったではないか！

俺達はあんた達が作ったデッドスペースを

有効に使ってるだけじゃないか、

俺たちにドーしろと言っているんだ、

この退屈な夏休みを！！

気持ちが高ぶったら海岸を走れってか、

股間は湖で冷やせってか、

コーガンのビショー年にそんなこというのか。

それで済むなら俺達生まれてないじゃん！よー、かあちゃん！

アーッやりてぇ、エイサーやりてぇって本気かい、、、。

とお困りの青年諸君！

どうだろう、ここはひとつ夢でも見てみないかい。

ってどんな、

難しいことではない、

紙と鉛筆を用意する、

でっ絵を描いてみるってか、ケーッあほくさ。

誰が絵を描けといった。そうではない、

欲しいものを書くのだ、

なんでもすべて欲しいものを書くのだ。

たとえば、Ｒ３２（俺は３４）だろ、ローライズのパンツ、

帽子にサングラス！　ケータイ（俺はiホン）　彼女！、、、、。

でっ、ある程度書いたら壁に貼っておく、

時々見て書き加えるか訂正するもよし、

それを夏休み中やるんだよ。

それ、たるくないすか、

でもドーセたるいからいいんじゃないの、ダメかしら、、、、。

俺は時々やってるけどなっ。

でっ、友達のと比べてみるのだよ、

やってみケッコウ面白いから、

おまえそんなの欲しいのかよって、、、、。

おじさん、だからさ、それを深夜、階段で

やってるんですよぉー

あっ、そうなのぉ。

空には満天の星だもんなぁー

おじさん見たことあんのかよ！