2022年02月13日
卒展
卒展
琉球大学 教育学部 美術教育専修
卒業展
が正式名称です。
土曜日の朝、
S君からの手紙がポストに入っていて、
「おお、懐かしい、11年ぶり(と書いてある)か!
S君はどんな若者になっただろう」
知っているS君は小学生。
それが、今度大学を卒業するという。
顔を見ても分からないかもしれない、、、。
もちろん見に行きます。
陶器を用いて水とイルカを表現。床という水面の下にも世界が広がる、、、
ペットボトルを使った表現。海の中みたい。環境は避けて通れない。
で、受付の子にS君の名を告げて、
その人の作品の説明を受けた後にS君登場。
挨拶してたら、女の子達が、興味深々な様子でみるので、
「11年前に生き別れたおばさんです。」
と自己紹介してみた。
微妙な表情でうなずくので、
「うそだよ」
とホントの自己紹介をしたら、
やはりうなずいていました。
先生になる人たちは真面目で素直です。
防波堤に壁画を描いたプロジェクト。
桜の木と夜光貝をすきこんだ和紙の作品
作品を見ていると、来てくれて、
説明をリクエストすると、丁寧に答えてくれます。
一年間取り組んだ成果を、
どの人も自分の言葉で伝えようとしていて、
好感がもてます。
表の写真と裏のスクリーンの映像で表現。
S君は写真で表現していました。
人々のポジティブさに憧れがあるそうです。
若い子達が被写体になった写真が、
アクリル板に転写されて並んでいて、
その裏側には黒塗りベニヤ板のスクリーンに、
プロジェクターで映し出されたパフォーマンス。
表裏一体で作品が構成されています。
小学生の頃の彼が長い時間をかけて、
一枚の絵を仕上げていたのを思い出します。
とても粘り強い、手抜きの出来ない性格です。
それはポジティブという語感とは馴染まないのかもしれません。
でも、ネガティブとポジティブは同じ物事の違う局面。
出方の些細な違いではないでしょうか。
自分のネガティブさを意識している方が、
人生に深み、奥行きが出てくる気がします。
そんなことを思いました。
こねねこ
Posted by ネコとウソ at 22:44│Comments(0)
│こねねこの話
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。