心筋梗塞 その5

ネコとウソ

2009年03月03日 21:35


  最近一番のお友達の血圧計。血圧と脈拍が交互表示なので、
  タイミングが合わないと記録がやりづらい。
  予算のある方は、同時表示を勧める。



        心筋梗塞 その5

          現 況


 毎日の散歩も順調に運んでいる。

といってもまだ2週間程度の話であるから、

これは一生の問題だということを肝に銘じるというか、

理解していないと数カ月坊主になってしまうに違いない。

しかし、肝に銘じてなんかいると、

その肝にうんざりしてしまう可能性があるので

リラックスした対応による運行が望ましい。

などと硬い事を言っているようではますます怪しくなる、、、。

 さすがにくたびれて来ている。

いや弱音では無く、ほとんど歩かなかった毎日が、

都合とはいえ、やおら7時起きの

散歩など始めたものだから

へばっているのである。

まあ、ここを乗り切れば楽になるだろうと励んでいるのだが、

疲れているのは確かだ。「心臓に悪いので休みたい、

曇り空だし、偏頭痛もするし、、、」と言いたいのだが

しかし命がかかっているのだ、と思うと安易に休めない。

例によって「自分との闘い」などと

昨日知人に励まされてもいるものだから

「ええぃ、終了じゃぁ!」とも言ってみたいが、

命が惜しい、というか今は死にたくなんか無い。

そんな一日休んだくらいで

死んだりする訳ないのはもちろんだが、

発作はすぐにでも起こりうるわけで、

まして術後2~3ヶ月は極めて用心らしい。

未だにズボン穿き変えるたんびに

「ニトロ」を移し換え忘れるというのは困ったもんだ。

 それやこれやでドキドキしても血圧や脈拍は順調で

「薬のコントロールが上手く行っているようだ。」

この言い方は看護師さんの受け売りである。 

 気になる事も多々ある。

まず、胸骨あたりの拳大の圧迫感が時々ある。

手のしびれが出る。片頭痛もまた出て来た。便秘である。

これらは「心筋梗塞」のまさに徴候でもある訳で、

振り出しのような気もしてきて怖い、、、、。

ではあるが、

発作的感触はないので病院へ駆け込もうとは思わないが、

でも始まればイキナリだからどうしたもんかではある。

下手に遠慮すると命取りになりかねないし、

救急車はともかく、

カテーテルは検査なんてもんじゃないし、

検査イコール本番だから

こっちとしてもそうはOKを出せない、、、。

いずれもその判断が難しい、

というか、決断力を強いられる。

 リラックスが良いが、だがナーバスな感覚も、

つまり自己観察が大切である。

きちんと薬を飲み、血圧を測り、散歩する。

今のところ順調と報告したい。


 退院から日が経つにつれて、むしろ危機感が募る。

  救急車のサイレンが以前にも増して気になる。

    近日、退院後初の診察がある、、、。

         つづく

       カ ワ ウ ソ





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