ネコはどうしてわがままか
「ネコはどうしてわがままか」
日 高 敏 隆
新潮文庫
時にこのようなオシャレな本が嬉しく楽しい。
動物ものであるからして大概の人に受けるだろうが、
チョツト違うのは野山を駆け巡るというよりも
都会的センスを感じるむしろ、オシャレといった感じだ。
人間もブランド物を買いあさり、
生活にそれは無いから押入れに仕舞って満足という
変わった生態もある。
おまけに借金まで作ったりするそうな、、、、。
同じ生き物であるからして動物さんなども
スゴイ事になっている訳でして、
しかし、人間とは違い真面目で、
どこか愛嬌があるところが可愛い。
表題にもあるように我らがネコ様からお犬様、
でも犬はなんだか哀愁があると思うなぁ、、、
から ヤモリやボウフラまでと多岐にわたり
その生態が面白い。
先にも書いたとおりその生態じたいが、
ほう!と唸るものであったり、
ひぇ~とビックリしたりであるが、
その話の落とし所と人との関連がおしゃれなのである。
それは読んでのお楽しみという事で、
あっ、そうだ、しっかり人間の生態にも触れているので、
特に恋人同士で読むのもまた楽しい。
ひとつだけ、、、。
セミはなぜ鳴くか?より、、、
「セミのオスたちは幸いである。
なぜなら彼らの妻たちは
何もしゃべらないからだ」、、、。
獺
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