TSUTAYAレンタル「好きにならずにいられない」
手間のかかる夫 2
僕の髪が肩まで伸びたら結婚できる世代なのでアレですが、
当時は経済問題はさておき思想信条さえ一致していれば、
結婚できるというムードがありました。
ですから結婚というのは条理であり、
否定してアナーキストぶるのもまた良しなのでした。
近頃の川柳かなんかで、
「結婚は自然にできると思っていた」
というのがありましたが、
そうですよねぇ~と思ってしまいます。
映画は「禿でデブの独身43歳」というおじさんが、
恋に芽生えるというお話です。
主人公のフーシさんは、
それはそれは優しい人なのですが、
なにしろ「禿でデブ」なので、世間はイジワルです。
「偽らざる者」を観た人ならヒヤヒヤもののシーンや、
「あなたが寝てるまに」を観た人なら、
この映画にはリアリティを感じる事でしょう。
でも、
アイスランドの気候を見るとドン引きのウチナーンチュです。
恋も愛もメチャクチャ手間がかかる。
そーいゅーもんなんです。
それを嫌といっては始まらないし、
それこそが人生の醍醐味であると信じて疑わないのが、
マナーというものなんです。
何をおっしゃるうさぎさんですが、
(余談ですが「ズートピア」のうさぎさんにノックアウトの私です!)
朝あなたが目覚めるころ、
スズメはチュンチュン鳴き、
妻がネギを刻む音で目が覚め、
今日も一日、日本の経済を股間からではなくて、
根幹から支えるぞ~と飛び起きれば、
まあアナタったら
「朝立ちぃ~!」と妻がほほ笑む!
やはり「バカじゃない!」と言われそうですが、
可愛い我が子を観れば「エンドレスな不快」こそが幸せの証!
と発狂するでしょう!
なにかしら
そういうところに楽しみも可笑しさもあるから、
結婚しなさいとは言ってないんですけれども、
そういう可笑しなところが結婚であると言いましょう!
結婚を、幸せになるとか不幸になる等で考えると、
間違いなくサイテーかも。
これからが楽しみと思った瞬間に夫(妻)は、
心筋梗塞で倒れ、
その看病が終わったと思ったら、
メニエール病という難病の、持病持ちの亭主であった!
なんてサイテーな感じ、
これこそがスーパー結婚です!
やっぱり「馬鹿じゃない!」に尽きますが、
みなさんこれと結婚しているのです!
なんで、
何ででしょうねぇ~というのが識者のもっぱらのご意見ですし、
事実であるわけです。
それで、
この世の見納めとして結婚式には「ゴンドラ」に乗るのですか!
そうかもしれません。
でもみんながアイドルになれないように、
みんながスーパー結婚になる訳ではありません。
大方は些事の山が問題になります。
ミカンの皮をむいてあげないと食べない夫。
出先から帰ったらお腹がすいたといって猫と一緒に鳴いている夫。
雨が降っているというのに布団を取り込んでない夫。
洗濯機があるのに良いものがあったと木のタライを買ってきた夫。
お金お金と言ってるのに通帳の暗証番号を私任せの夫。
レストランで、一度座った席が気に入らないと変更する夫。
雨が降っているので今日はスーパーに行くのはよそうと言う夫。
子供の寝顔を見ると疲れも吹き飛ぶという酔っ払いの夫。
醤油にワサビが添えてないと大騒ぎする夫。
(ワサビそこにあるやし!)
キリがないのであるが、それが未来のあなたの夫。
いい感じ!
そんな人とは結婚しません!
という事は少し結婚してみたくなったと!
しかしあれですよ
あなたの思う完ぺきな夫というのは、
間違いなく退屈な夫になると思いますよ。
どーしてって、
完ぺきという事は、
すべてに予定調和であるからして、
あなたの思っていること以外は何も起こらないというわけで、
サプライズは無しという事ですから、
ねっ、想像してみてくださいな、
初めですべてが決まっていて50年くらいの結婚生活が、
見通せるんですから。
それでいい!
なるほど。
彼のどんなところが好きなのっ?
とき聞かれて、
「やさしいところ、、、」
これって、いまだにベストらしいねっ!
答えたアナタ、後悔タニ立たずか!
ヌーヤガかしら、、、。
「亭主元気で留守が良い、、、。」
というのがあった気がしますが、
自営業で毎日顔合わせの日々は、
どーすればいいのでしょーか!
でもねっ、実はお互い様だったりするわけで、
あちら突けばこちらに当たる、当たりゃあんよが、
ああ~痛いそこでどーするかといえば、
そう、楽しい話をすればよい!
楽しい話って?
趣味の話かな、、、、。
えっ、それだけ、、、。
んーでも、それだけというけれど、
趣味を持っている人というのは、案外少ない。
だって、余暇の利用なんていわれて始めても、
好きでやっている訳ではないので、
あるいは、その趣味が社会性をもってしまって、
つまり、受賞とかしてしまい、やめられなくなって、
ある日、私は何をしているのでしょうか?
と悩むのです。
おじさん何が言いたいのですか。
ですから悲喜交々というではないですかと、、、、。
そんな訳で結婚するといろんな事が、
社会も巻き添えにして起こり、
その負債に銀行が金を貸してくれるかもしれません。
貸さないまでも、
結婚という社会的ファクターがあなたを見守り、
あなたを精進させるのです。
何のために?
ですから社会参画です!
だからそういうのは要らないし、
時給上げてくれさえずればイイのです!
ドン・キホーテはどうします?
そんなのも嫌です、女だし、
「100年の孤独」読んでから言ってください!
最近のお気に入りは、
「100万回生きた猫」へのオマージュ本で、
「100万分の1回のねこ(講談社)」がステキです。
お勧めかと、、、、。
江国香織のファン
カワウソ