冷蔵庫の上はどうだい。
魔 法
海洋博公園植物管理センター
暑い、なので出かけた。
広い敷地に、緑の絨毯。よぎる風も清々しく気持ち良い。
街中で、芝生植えて生垣しても、風は吹かないし、
輻射熱と近隣の視線で、ムッとするだけだろうか、
しかしこれだけの敷地を確保できる訳は無いし、
なに、富豪になれば良いだけか、、、、。
なにげに、その生垣を見れば動物の形に刈り込まれている。
ラクダ、、、。
「わたしはゲッキツなのに、
ラクダにされてしまいました。イヤです、、、、。」
と魔法にかけられて困っているようでした。
そういえば、イルカショーのゴンちゃん、勤続27年と聞く。
それを聞くと涙なしでは観れない私であるが、
ゴンちゃんはどう思っているのだろうか。
飼育係の人が好きで、もう素敵な毎日を送っているのだろうか。
動物は本能のままに生きていると知ってはいたが、
理解するには至って無かったと思う。
ふとした一文が私の琴線をとらえ
「動物は本能で生きている」というのを最近頓悟した。
なんだかんだいっても、何か考えているだろうと思うのは、
われわれ人間の、それこそ考えであって、動物は考えてないのだ。
彼らは考えずに行動しているのだ。人間は考えて行動するものだから、
考えないで行動するということが実のところ
俄かには理解できてないと思う。
さて、家の飼い猫、縞田君はどうなんだろうと見つめれど、
やや開き気味の瞳孔は、我々の信頼関係に不信があるからか、
不信、誰の考えだ、私であっても、
いや、縞田だって不信感ぐらいはあるだろう。
いやいや、これが間違いのもと、逃げるという直感はあっても、
不信からではないだろう。それなら考えていることになるからだ。
彼は常にその様な連鎖の中を目まぐるしく生きているのであって、
私との関係で生きているのでもないのだ。
関係なんてそれこそだ。
しかし、それでも、私と縞田は、ホレこの通り、寛ぎまくっている。
腹もつねれば、手足を引っ張ってもアーンというだけである。
それでも意図は、いや意図はこっちの考え、縞田はその瞬間、
何か食いもんはないのかといっているだけかもしれん、、、。
これといって喜びそうな食いもんも無いし、ごはんには早いので、
ヒゲを引っ張ることにした。すると縞田はアーンという。
ところで縞田君、少しは癒されているか!?
カワウソ