ドリーム2
「熱帯ドリームセンター」その2
2009海洋博公園
このような花々を咲かせ管理するのは
容易でないのが、「遠見台」に登って分かる。
鬱蒼と茂る果樹や花々は
巨大な温室有っての話だったのだ。
んーこれを管理するのは容易でないし、
相当な管理資金が無いと出来ないことだろうと想像もつく。
国レベルあっての存在かしら、、、。
眼下に錦鯉の動きが見え、
遠くには伊江島も見える。
この素晴らしいロケーションに感嘆するも、
反対側の海には、その同じ国が、
新たに「滅びのテーマパーク」も作ろう
というのだからなんともである。
して、その国とは我々が作っているはずの
「国民国家」であり、
私たちの幸せのために
建国しているのであるはずのものである。
暗欝のままエレベーターで遠見台を降りる。
順路案内のまま次へと進めば、
ひんやりと冷房の効いた薄暗い部屋に着く。
開けゴマァ~とばかりに開いたドアの向こうに
ピラルクーがヌゥーット現われた。
大きい!話には聞いていたが大きい。
淡水魚の水槽であるが、水槽、これもデカイ。
書斎風の薄暗い部屋から観るから
あまり大きさを感じないが、
外に回ってこの蓮池が水槽と分かれば、
うなるしかない。
確か案内にも、これらを飼うには
「水族館レベル」の水槽が必要と書かれていた。
回廊にでる。
以前ほどのゆったりとしたリゾート観が無い、
何だか狭苦しいし、列柱も途切れて回廊感も薄い。
確か黒豹が居たはずである、ずいぶん昔の話でもあるが。
豹。
初めてそれを見た時はそのエキゾチックに
心奪われたような気もしたがしかし、
ここは沖縄であり何故に黒豹が居るのかはすぐに訝れたが、
今となっては懐かしく
黒豹も居ていいかと寛大になっている。しかし居ない。
そのリアルに作られたベンチにもなる彫刻はどうしたのだろうか。
やはり、いくらなんでもそぐわない
「机上の沖縄」は取り除かれたのだろうか。
「熱帯ドリームセンター・スタンプラリー」は
子供たちを植物園に引き留めようとの、
あるいは何処にでもあるアイディアで
お薦めなのか知らないが、
このような事をしなくても興味ある子供たちは、
この素晴らしい植物たちに関心を示すに違いないはずだが、
少しでも集客力を上げようという涙ぐましい
関係者で無いと分からない、陳腐と
一蹴、一笑出来ないものなのかもしれない。
つまるところ自己責任、自己管理、
果ては自立と脅かされ公務な方も楽ではないのかもしれん、
いや、やはりそのお給金を紡いでいるのは
国民であるのを考えれば、この不況下、
絶えずお給金が出るのを
良しとしなければならないのかもしれない。
いやはや、
心洗われる花々を見て、
この素晴らしき人生を生かさせてもらっている事に
感謝すべく過ごすつもりであったが、
懐がさびしいと貧すれば鈍すのか、
素晴らしい施設を見れば見るほどに、
いったい私達はどのような世界を作ろうと
このようなものを作り続けてきたのかと
あらためて「遠見台」から見えた島々に思いを馳せれば
涼風に心洗われるのでもありました。
この「ドリームセンター」の名は
私たちに夢を見させといて、
その裏では、悪夢を用意していない事を
祈りながら家路についた。
今日もコンビニのアイスが美味しい!
キャップとボトル本体を指示通り分けて
ゴミ箱へ入れたら、
後の人が何本もそのまま放りこんだ。
唖然とする間の無いまま、その人は
店内へ消えたが、多く消費する者の、
勝ちなのだろうか。
勝てばなんとかという話が
在ったような、、、。
カワウソ
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