リハビリ行脚 in備瀬

ネコとウソ

2009年06月30日 17:25





         リハビリ行脚

          in備瀬


 備瀬部落へ海洋博公園北側からはいる。

ずいぶん久しぶりに来たが、共同売店なるものが新しくあり、

観光地ということのようだ。

 部落内案内順路という札もあり、

その「順路」で回って観ることにした。

日が高いにもかかわらず、

中まで日が差してこないほどに鬱蒼とした福木の防風林である。



何だか秘密の感じがして素敵だ、、、。

このところの雨に湿った小道は濡れたままだ。

3メートル程の道幅の両側は福木林のようになっていて、

途切れ途切れに開いたところが

住居への出入り口というかたちだ。

住宅があるものの人の気配は感じられないし、

またうらぶれており、ところどころ空き地になっている。

屋敷跡などには雑草が生い茂り

生活用品の一部も散乱していたりして寂しいものがある。

ときに新築したばかりのコンクリート住宅にも出会う。

なにやら観光客相手にささやかな商売のような事を

しているらしく手書きの案内板があったりする。



 後方から観光客のレンタル自転車が

追い付いてきたりもするので、

妻に袖をひかれる。

住民のお婆さんは挨拶して下さるも、

地元観光客?どうしは何故かヘンナーなので、

ムッツリとしてすれ違うだけだ。

 相当な予算が必要と思われるが、この地域を

一掃リフレッシュして見たい気を起こさせるも、

果たしてこのような暮らしを放棄してしまった

私たちにその身体性は無く、博物館的な趣になる

自分の不遜な意識が、これはこのまま消えゆくのが

正直というものなのではないかと尻すぼみとなる。

 部落内から海岸に出てみるも、

しっかりした防波堤に整備されていて興を削ぐ。

学生達が桟橋から飛び込みを楽しんでいる。

こうして屈強な青年が育つのかなと思えば羨ましくもあるが、

少し先のエメラルドビーチなるところのムードとは隔たりがあり、

いや、

まっビキニだけが人生でないのは分かっているつもりだが、

途中にある境界がうらめしい。

 その境界のせいで迂回して駐車場に戻るも、

車の向きを考えずに止めた車内は暑い!。

おまけに我がアトレー君はエアコンが壊れているのであった。

窓を全開に風を通すもあまり変わらず、

かといってこのまま駐車場に居る訳にもいかないので、

背中を浮かして乗車し帰路へつく。

近くのコンビニで停車し

頬張ったアイスの美味しかったこと!。


       どれどれと万歩計を見るも

      大した歩数にはなって無かった。

          やれやれ

   
          カワウソ




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