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2009年03月08日

心筋梗塞 その6

心筋梗塞 その6
  ニトロです!ブーストUPではなく、血管を広げます。



        心筋梗塞 その6

        「退院後初診察」


 ざっと20日ぶりに病院へ行く。

我が家へ帰って来たような、

いやいや、めっそうも無いと言いながら

何となくうれしそうな顔をしていると妻がいう。

まあ、モダニズム人間としてはやはり、

うっかりといいますか本性が出てくるのでしょう、、、

いえ、私とてまたあの辛い思いをしたい訳はなく、

命あってのモダニズムでもあります。

しかし、

モダニズムは人間をどのように見ていたかという事を

身をもって感じるキョービにあって困惑するのであります。

それでも時代は、まだまだモダニズムを邁進している訳でして、

環境やエコといいながらもその資本は利益を求めている、、、。

 診察室へ通されるも、いつもマスクの先生しか見てなかったので、

髭の兄ちゃんが「どうぞ」といった時には、

思わず、はぁ?と思ってしまった、失礼。

 しかし年を取ったものだ。

いつの間にか年下の人達が周りに増えて

年寄批判で生きてきた感もあるモダニストとしては調子が狂う。

そういえば銀行の店長ですら三~四十代である。

この場合は使えない上司を若返らせたという事でしょうが、

いずれにしても、、、そうそう大統領だって若いのであった。

 先生は鮮やかな手付きでキーボードを叩く。

ニイサンそれでは「腱鞘炎」になりまずぜっ、

と突っ込んでみたい気もするが、

何しろ命を預けているお人ですので、

何だか似合わない髭も良しとしよう。

なにしろ健康な30歳だ。

もう、おひと方、入院時の「頭痛の先生」は26歳なのであった、

わか~い!、でもしかしだッ、

「豪放磊落経験主義者的名医」よりは近代を理解している

若人に期待を寄せる私としてはこれで良いのであるが、

頭痛の度合いを



「バットで殴られたのを10とした場合、

           どのくらい痛いですか!?」の

      4流文学的質問には困った。



 「そんな、バットで殴られたら死んでしまいますがな!」

         と私は答えた。

 いつだか新聞に「頭痛の痛さを客観化出来ないか」

という審議が載っていたが、

これからするとまだまだ客観化出来てないようだ。

頭痛持ちとしては早々に頭痛2とか5というような事に

ならないかと待っている。

入院時、夜中に呼びつけた看護師に

「あたまいたいワケ」と

ぶっきらぼうに答えられた身としては辛いのです。

そりゃまあ夜中だし大変なのは分かるが、

いや、他意が無いのも分かるが、

いいえ他意が無いからこそ腹立たしいといいますか、

あなたに言ってもアレですが、

そこで「頭痛いの?」と言って下されば

私も「うん」と答えて、

お熱のある可愛い坊やになれるというものだ、

それが文化というものだ!

オジサン、何いってるバぁー

 

診察の結果であるが「了」いやいや「良」でした。

心電図、血液検査、先生の診察でもOKでした。

 ではあるが、何だか胸のあたりがといえば

「まあ、異物(ステント)が体の中にあるのですから、、、」

   という事でもあるらしい、

でも最初の兆候と似ているので怖いのである。

でっ、これはどのくらいの事態に

飲めばよろしいのでしょうかと「ニトロペン」の話をすれば、

「試しに飲んでみてもらってもいいですよッ」

と仰るではないか。

私どもとしては一大事にと思い、

チョツトやそっとで飲んでは根性が足りんと思われてもと

(どこがモダニストじゃ!)考えていたのであるが

「体験OK」というではないか。

こちらは「不老長寿」の薬ばりに考えていたので気が抜けた。

それでも一大事の時には有効なので気を取り直す。

ともかくも「良」なので帰りは懲りずに

コッテリのソバを食べて帰りましたが、

酒は流石に飲めませんでした。

 
         つづく



       カ ワ ウ ソ






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Posted by ネコとウソ at 21:40│Comments(0)心筋梗塞
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