飼育小屋

ネコとウソ

2014年04月28日 22:56





めったに小学校には行かないので、

投票ついでに、飼育小屋を覗いてみた。

立派な小屋だが、動物の気配があまりない。

大きな白い鶏がいた。

最近鶏を見たことがなくて、

「鶏ってこんなに大きかったっけ」と感心した。

鶏も興味シンシンの顔でこちらを見ていた。

続いてウサギの部屋。

とても寂しそうだ。




「チャロ、ホワイト」と看板がかかっているが、

白いウサギは見当たらない。

という事はこの子がチャロか、

呼びかけるが、反応無し。

次の部屋には、色も鮮やかな鴨らしき鳥。

首を折りたたんで寝ていた。

皆、一人ぼっちで寂しそうだ。

飼育小屋って、ホントに子供たちの、

情緒教育になるんだろうか、

と、とても基本的な疑問を抱いたのでした。

ウチの子達は暇そうに一日中寝て暮らしているけれど、

顔を見れば、何やら言いたげな表情をするし、

確かにおしゃべりだ。

甘えてもくるし、怒ったり、猫同士争ったりする。

生きている実感がある。

私達が外出するときは「留守番よろしく」と声をかけ、

帰ると「ニャアー」と挨拶もしてくれるので、

「寂しかった?」と頭を撫でる。

愛情のようなものを育てるには、

時間と手間ひまがかかる。

鶏もウサギも鴨も愛されているかな、

それを見ている子供たちは愛されているかな、

飼育小屋の前でしばしボオッとした日曜日でした。

     こねねこ

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