老いの自覚

ネコとウソ

2012年05月24日 21:03


  本文とは関係ないけれど、もらったクチナシは八重咲きだった。
  何だか嬉しい、、、。




何年か前にカワウソがやせっぽっちの子供達を見て、

「この子達はこんなに細い脚で、

あと何十年も生きていかなくてはならないと思うと、

涙が出そうになる。」と言った。

そんな事を言って、、、

この子達だってそのうち大人になるんだし、

細い脚も適当に良い太さに成長するだろうし、

大概はそれぞれの人生と折り合いをつけて、

図太く生きていくハズヨ、

そんな風に思っていた。

最近、運転中に信号待ちをしていて、

たまたま歩道を走っている男の子達を見かけた。

たぶん中学生の部活だと思う。

たぶんというのは、小学生っぽい子も割といて、

でも全体的には中学生っぽい身長の子が多いせいだ。

新学年が始まって一月余りだから、

新一年生は何となく目立つ。

私が見かけた辺りで折り返すらしく、

戻る子達とやって来る子達が笑顔でハイタッチしていた。

可愛いなと見ていると、

ひときわ小学生っぽく、すごく可愛い子がいて、

ホントに子供らしい満面の笑みでハイタッチしている。

見とれてしまった。

こんなに可愛い子が中学生にもいるんだ!

と思った途端涙が出そうになった。

それで信号が変わったのに発進が少し遅れてしまった。

これって年取ったせいで涙モロクなるという事だ、

で、カワウソの発言につながるのだが、

あの子も大人にならなくてはいけない。

あの笑顔は時とともに失われていくかもしれない。

カワウソとはちょっと違う感慨を込めて、

私も「この子はあと何十年も生きて行くんだ」

と思った。

年を取るという事はある程度の予想や想像がつくという事だ。

少し淋しい。

     こねねこ




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