トミーさんの悲劇

ネコとウソ

2012年04月14日 21:46


  ミケの後方に写っているのがトミーさん。



  災難だったジョセフィーヌ




トミーさんの悲劇、ジョセフィーヌの災難



朝、窓の方で何か割れる音がした。

慌てて見に行くと、

招き猫のトミーさんが落ちて割れている。

「あー」とがっくり肩を落としていると、

カーテンの裏側でジョセフィーヌがなきわめいている。

傍でミケが心配そうに見ている。

「そうか、君が落したのか、仕方ないよ。」

カーテンを開けてビックリ。

ジョセフィーヌのしっぽに、

ポンポンガーランドの紐が絡まっている。

外そうとしたがキツくて簡単に外せない。

おまけにジョセフィーヌはパニックになっていて、

助けようとする私に咬みついてくる。

やっとの思いで外して、ジョセフィーヌをなだめて、

トミーさんのカケラを集めて新聞紙に包んだ。

ポンポンガーランドの一番下の紐は緩すぎたか、

なぜかジョセフィーヌはしっぽを二重巻きにして、

窓の棚の下の段に降りたか落ちた。

しっぽがひっぱられて焦ったため、

下の段に置いてあるトミーさんを落した、

と推察される。

首の二重巻きでなくてよかった。

トミーさんは身代わりになってくれたのだ、きっと。

いろいろあったトミーさんの招き猫人生。

はじめは今とは似ても似つかぬ顔だった。

おじさん顔で「トミー雅」に似ていてのでトミーさん。

窓辺で日焼けして色があせてきたので、

スカッチブライトで洗ってこすって色を落し、

アクリル絵の具で私好みの招き猫に変身。

一時期は派手なマツゲも描いて、

カワウソの顰蹙を買い消した事もあった。

「いやいや、ごめんよ」

とポンポンガーランドを外した。

トミーさんもジョセフィーヌも、

ポンポンガーランドも皆ごめん、

な朝でした。

    こねねこ


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