ライバル
順番待ちの方々、、、。
ミケは一日に何度も「ブラッシングしてくれ」と懇願する。
負けてブラッシングしていると、
ジョセフィーヌがやって来て「わたしも~」と言う。
こちらもブラッシングすると、
次はクリちゃんがやって来てチラリと見る。
こちらもブラッシングしない訳にはいくまい。
そばで縞田君が「いいんですぅボクは、、、」
という顔をするので、ブラッシングする。
皆が交互に鳴いたり、見つめたりするので、
私は数を数えながらブラッシングする事になる。
順繰りに数えながらブラッシングするのは、
猫の人たちに満足感を与えられず、
私の腕が疲れるだけである。
都合「もうお終い」と切り上げると、
不満顔だが、渋々あきらめる。
午後誰もいない時にミケがまた懇願するので、
ブラッシングしていると、
遠くの方から視線を感じた。
ジョセフィーヌがジッと見ている。
最近ジョセフィーヌはミケと張り合っていて、
ブラッシングに関しては、
負けるまいと決めているようだ。
こねねこ
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