雨月物語

ネコとウソ

2008年12月16日 21:10



    
       「 雨 月 物 語 」

   溝口健二 監督 上田秋成 原作

          1953年

       TSUTAYA レンタル


 街はにぎわいを見せる季節、今日は買い物の運転手だ。

妻の目を盗んで路上の人を見る眼差しは、、、、、


 妻「あなた車間、詰まってない?」
 
   あッ、、、、「大丈夫だよ。」


 忘れていやしまいか、あの「震撼」を、

多くの男性が恐れおののいたあの物語を、、、、

「危険な情事」。

 いやーこの問題は尽きる事が無いというか、

歴史認識が必要というか連綿とつづく問題のようだ、、、。

というか、男共は未だ変わらぬ野心をお持ちのようだ。

 妻のため家族のためと言々、金と名誉に暇がない!?

あなたと子供と3人でつましくも楽しく暮らせればいいと、

またそんな戦で野心を満たすといっても命あってのもの

では無いかと妻が引きとめても、

頼みもしないのに「燃える男」となって戦場へ赴く、、、。

野心が成就した頃には妻も家族も無い。

 それとも、

千歳一隅、妻と別れるまたとないチャンスなのか!

言い寄られる覚えもないのに

「支払いは後ほど、、、」といわれても、

ヘイヘイと嬉しくなっちゃうのはどういう訳ダ。

いやしかし、この人生面白いことひとつ無い、

例えバカされようとイイじゃないか!その話乗ったと仰るか。

いやまてしかし、

そん時はアレだったんだがというのも、

もう何回も経験しているではないか、学習しょう!

「戦争はコリゴリだ」と。


 もう一度観ようなんて人はいないから、

今ならいつでも借りられる「危険な情事」を

あらためて観ようではないか諸君!


        獺



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