パタリロ ミケ
朝でも昼でも夜でも、ミケは気が向いたら、
そこいらで仰向けにパタリと倒れて、こちらをジーッと見る。
時々待ち切れずに「ニャー!」と悲鳴を上げる。
「私は忙しいんだよ。食事の準備をしているんだよ。
あんたの目には、そうは見えないだろうけど。」
「ニャー!(それがどーした)」
「だから、あとで」
「ニャー!(イャー)」
何をそんなにセガマレテいるかというと、
ブラッシングだ。
ブラッシングすると、喜んでゴロゴロ喉を鳴らし、
こっちも、あっちもと、顎を出し、背中を向ける。
その気持ち良さそうな顔は、何だか可笑しい。
夫は「あんまり気持ち良い思いばかりしていると、
オバーになるよ。オバーに!」と言う。
ミケは夫にはお腹撫ぜ(夫曰く、秘伝丹田マッサージです。)を要求する。
その時のゴロゴロはものすごく大きい。
ゴロゴロの音がこんなに大きい猫も珍しい。
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